映画オレンジのあらすじと感想!見どころは何と言ってもお堂で翔(かける)が母の自殺のことを菜穂に打ち明けるシーンです!
作品の基本情報
作品名:orange ―オレンジ―
Contents
主なキャストとスタッフ
キャスト
プロデューサー
監督/演出
原作/脚本
受賞
チャンネル
映画オレンジ動画のあらすじと感想(ネタバレ含む)
原作マンガの方ですでにボロボロに泣いた作品です。
話も知っているし、映画の方で泣くことはないだろう、とタカをくくっておりましたが、ズビズバ泣きました。
映画館じゃなくてよかった…
それまで興味なかった山崎賢人くんサイコー!に、なりました。
春から夏にかけての自然の美しさを映すカメラワークもいいです。
初々しい高校生の恋愛には情景の美しさは必須ですね。
主人公の菜穂がすごく女の子らしい女の子だから、土屋太鳳ちゃんの演技が過剰にぶりっ子になってしまったのが少し残念だったかな。
太鳳ちゃんは頑張り屋で好感を持っている女優さんなのですが。
あ、でも運動神経がいいのでソフトボールのシーンは良かったですよ。
転校初日に母が自殺したことを、自分のせいだと、ずっと心に抱え込んでいる翔が、その苦しみを菜穂に吐露する場面で涙腺が崩壊しました。
お祭りの帰り、お寺のお堂、浴衣の二人。
恋愛フラグがバリバリ立っているこの状況で、告白するのは「お前が好きだ」ではない。
むしろ恋愛ができない理由を述べていることが、逆に二人の心の距離が親密なものになっていることを表していて、普通の告白以上に恋愛めいていると感じました。
高校生でまだ恋愛にも人生にも不器用だからこそ、すれ違いや誤解が生まれたり、全体を通して切ないストーリーです。
そんな中で脇を固める友人たちがムードメーカーになってくれて、コミカルな味付けを加えています。
んがっ、原作ではメガネの萩田がお笑い担当なのですが、映画では尺の関係でただのメガネに成り下がっていました。
未来からの手紙を受け取っていたのが、菜穂と須和だけだったのも、ちょっと盛り上がりに欠けたなあ。
原作の、生き延びた翔にみんなで手紙を見せるシーンがすごく好きなもので…
そしておかしな点は…
手紙により翔が自殺する場所はわかっているはずなのに、全員方々に散って「カケルー!」と探し回るシーン。
「その場所で待ち構えていればよくね?」
原作と違って自転車が壊れていた、というイレギュラーは起こらなかったのだから。
ここ本当は泣くとこだったんだけど、気になって涙が引っ込んだ珍場面です。
ドラマや映画では絵面的にいいのかもしれないけど、そういうセオリー通りを抜けてもいいんじゃないでしょうかね。
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